月島駅10番出口より徒歩5分のところにある『酒処 ひょうきん村』
この地にオープンして31年。ご夫婦で切り盛りされている居酒屋で、築地で仕入れた新鮮な魚をリーズナブルに提供することで定評のあるお店です。
2つの大きなテーブルを囲んで、席数は20~25人くらい。囲炉裏のような雰囲気がアットホームでいい感じです。
「インドまぐろ能天とろぶつ(1,080円)」
能天とは、その名の通りまぐろの頭の部分の肉で、1匹からわずかしかとれない希少部位です。最近でこそ話題になり、テレビなどでも取り上げられていますが、『酒処 ひょうきん村』ではずっと昔から人気の一品です。
大トロのように口の中でトロリととろけますが、脂が口の中に残らないのでスッキリとした後味。是非一度、ご賞味ください。
「和牛ひとくちステーキ(760円)」
こちらのお肉、和牛でこのお値段は驚きの一言!その秘密は、サーロインステーキをカットする際に切り落とした部分を使用しているからなのです。お味も品質もサーロインとまったく同じであることは、この美しい霜降りが証明しています。鉄板でお出ししますので、熱々のところをどうぞ。
「ナガス鯨ベーコン(650円)」
ナガス鯨は、シロナガス鯨に次いで2番目に大きな鯨。その美味しさだけでなく、高タンパク・低脂肪・低カロリーなヘルシー食材としても注目されています。肉と脂の絶妙なバランスと程よい塩加減がお口の中に広がり、お酒も進む一品です。お好みで和からし、醤油などでお召し上がりください。
「北海生しまえび刺身(680円)」
この大きさのしまえびがこのボリュームで680円です!しまえびは鮮度が落ちやすく、甘海老やぼたん海老に比べると刺身で食べられる機会は少ないそうです。貴重なしまえび刺身の、甘くて濃厚な味わいとぷりぷりとした歯ごたえを存分に堪能してください。
ご紹介したメニューは、どれも普段はなかなかお目にかかれないものばかり。まぐろの能天にしてもサーロインの切り落としにしても、商品としての絶対量が少ないためなかなか市場には出回りません。『酒処 ひょうきん村』のご店主は築地のお店の方たちと長い付き合いがあり独自のルートを持っているため、貴重な出物があると取っておいてくれるのだそうです。
お店のお客様にも築地の方がたくさんいらっしゃいます。「質の良くないものを出したらすぐにバレちゃいますよ(笑)」とご店主。誰よりも厳しい舌を持つ彼らが通うということは、このお店が出す素材のレベルの高さの証明でもあるのです。
大きなテーブル席なので、となりあわせた人同士話がはずんだりもします。初めて訪れたお客様に、常連さんがおすすめメニューを教えてあげたりすることもあるとか。
お店の壁には、お客様が作ってくださったという写真のコラージュやイラストなどの作品がたくさん貼られています。こうした地域に密着した温かいコミュニケーションのようすは、下町ならではの光景ですね。
「料理の腕より、素材の良さと美人女将がこの店の自慢」とおっしゃる店主の平野さん。
築地で仕入れるとびきりの食材や上品で素敵な奥様はもちろんのこと、ご主人の気さくなお人柄も『酒処 ひょうきん村』の魅力であることは間違いありません。
ぜひ、美味しい魚と楽しい会話を楽しみにいらしてください。
※ 価格はすべて税込
酒処 ひょうきん村
03-3531-9391
中央区月島3-18-1(地図)
17:15~23:00
定休日 日曜日
駐車場なし
HP(グルメ月島ドットコム)
http://www.gurume-tsukishima.com/shop/099_hyoukinmura.html